2020/12/31(木)
コンプレフロスの効果とメカニズムとは?
和歌山県和歌山市で【唯一】の慢性腰痛専門 整体院 國-KUNI-
院長の國中優樹です。
今回は以前の続きで
”魔法のバンド”こと、「コンプレフロス」の秘密を紹介します\(^o^)/
※ただセミナー内容をすべて書くことは出来ないので、私なりにまとめたものを書きます。
以前も紹介しましたが、
「コンプレフロスの効果」としては、大きく5つあります
- 筋肉痛の軽減
- 疲労軽減
- 可動域の拡大
- 柔軟性の増加
- パフォーマンスの向上
この効果がなぜ起こるのか?
という点は、「コンプレフロスのメカニズム」を知る必要があるので
今回はそれを説明していきます。
これが分かれば誰でも自分で改善できますよ♪
【メカニズム】
コンプレフロスは「Facia(ファシア)」といった体の組織(筋膜)をメインにアプローチします。
「Facia」というのは、簡単に言えば→線維性結合組織というもので、皮膚と筋肉の間に存在します。
網目上のような繊維で水分を多く含み、1本1本がよく伸びます。
→筋肉や皮膚だけでなく、骨・脳・脊髄・心臓・血管等全身くまなく色んな場所に存在する
ファシアの役割としては、
・組織同士の滑走を良くする
・神経受容体が多く含まれ、力の伝達に関与する
例えば
「関節の可動域が低下している状態」では、
ファシアの水分量低下→組織の粘弾性向上→滑走性低下
といった悪循環が体の組織に起こっています。
これを聞いて勘の鋭い方は気づきますが、
そもそも普段水分を補給しない方は、ファシアの流動性は極めて低い!
ですが、
コンプレフロスを巻いてひねる(フロッシング)することで、
ファシアの水分量増加→組織の粘弾性低下→滑走性向上
といったことが簡単に起こります。
これにより「関節可動域の向上」などの効果が得られるんです!!
話だけ聞くと「ホンマかいな!」と思いますがちゃんとホンマです!
私も全力で半信半疑でしたので、笑
で、この「フロッシングの効果」を得るためには、2つの大切な理論があります。
➀イージーフロッシングテクニック
1、動きや、痛みを改善したい部位・痛みの原因の場所に対してコンプレフロスを巻く。
2、バンドの圧力と関節&筋肉動作で、バンド固定箇所の血流や体内水分をせき止めた後、バンドを外し一気に滞留を組織へ流し込む。
②スポンジ効果
ファシアは、スポンジのように水分を含むため、
一気に滞留(血液・水分)が組織に流れ込むことにより、Facia内の水分量が増加し 、上記の効果がしっかりと得られる。
フロッシング効果の1つである「疲労の軽減」は、
血液や体内水分の滞留を流すことにより、疲労物質を流す効果もあります。
当院に来られる社会人バスケの選手で、試合中によく”足をつる”ことが多かったのですが
コンプレフロスをインターバル中に巻くようになってからは、
”足をつる”ことが激減したそうです!
「疼痛の軽減」に関しては、
ファシアに存在する末梢神経を圧迫することによって「神経抑制」がかかり「疼痛の緩和」に繋がります。
ただ、「神経抑制」がかかると元々ある「出力」が落ちるので、運動前には”適度な圧迫”をオススメします。
で、これは私の感覚なんですが
痛み改善が目的 → しっかり圧迫を加え、疼痛部位に重ねて巻く
捻挫・挫傷・肉離れも同様!
パフォーマンス向上目的 → 強すぎず、弱すぎず50%ぐらいの適度な強さで巻く
感覚で良いと思います!!
コンプレフロスのある生活は
「お値段以上の価値ある豊かな生活」になりますよ\(^o^)/
次回は、続きで巻き方を紹介します!
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